羊と戯れたお話@服部牧場
今日は神奈川県の宮ヶ瀬湖近くにある服部牧場でシープドッグ講習会に参加してきました。ドッグランで他の子のまわりをぐるぐる周っている時にうまく抑えるコツみたいなものが掴めたらいいなと。1回の受講料は5000円で、時間は30分間です。
アジソン病発覚以来初めてのおでかけ。朝ご飯の時に「今日はお出かけだよ」といってあげてからは、ずっとそわそわしっぱなしでした。
結構ドライブ好きのアルトです。
まずはこちらのPLAYFUL DOGでウォーミングアップ。
早速大きい子たちに囲まれるアルト。こちらは初めてということで、アウェイの環境です。
しばらくして慣れるといつも通りのアルトになり、遊んでいる子たちの周りをぐるぐると走り回り出しました。
綺麗なボーダーコリーもいて(画面中央)、ずっとその子のあとを追いかけ回していました。もしかして、恋???
お昼ご飯は「風のほとりで」にて。
そして、今日のメインイベントである服部牧場です。
まずはミニポニー君とご対面。
完全に腰が引けてます。自分よりも大きな動物には弱いところがあるので、果たして羊に対して向かっていけるかどうか。。。
牧場内にはこんな感じで羊たちがたむろしています。
講習会は30分ですが、1回目と2回目とでそれぞれ15分ずつ、30分のインターバルを挟んで行われます。
まずは1回目。リードをつけてまずは羊に慣れさせます。講師からの指示は、とにかくゆっくりでもいいので羊のそばに連れて行くこと。周りを走り回ったらすきなだけ走らせるということでした。で、ひとっ走り(ハンドラーの判断で)したら止めると。止める理由は、どちらかというとハンドラーである自分の方が参ってしまうから。
いざ、実践!
不安をよそに、アルトは最初から羊に興味を示し(これが牧羊犬としての素質のうちでも最も重要なことのようです)、犬と遊ぶ時のように周りをぐるぐる走り回りました。
走る羊を追いかけて走り回るアルトとリードを離さないように一緒に走らなければなりません。30分くらいいっぺんにやってしまえばいいのになどとやる前は考えていたりもしましたが、確かにこれはこちらの体が持ちません。
待てと走れの繰り返し。ストップ・アンド・ゴーです。本当に疲れますので、体験される方はあくまでもご自分のペースで。
プロのボーダーコリーも一緒になって講習のサポート(羊の誘導)をしれくれます。さすが、アルトに対しては全く興味を示しません。ハンドラー(講師)に完全に忠実で口笛だけで群れをコントロールしていました。カッコいい!
1セット目終了で30分(2組分)休憩です。
2セット目へGO。
基本的な要領は1回目と同じですが、今度は羊に向かってまっすぐにストップ・アンド・ゴーを繰り返すということ、そして群れのどの辺りに行けば、羊がどう動くのかをよく観察して欲しいとのことでした。
というわけで、今日の講習のポイントは、アルトに次のことを覚えさせること。
- 羊に近づいて行くと羊が動く(歩き出す)
たったこれだけです。でもこれがすごく大事なファーストステップなんですね。これができないと、群れを誘導するというような高度なコントロールなんてできませんから。
ずっとリードをつけたままでしたが、結局のところ個人的な目的としていた、興奮時でも言うことをちゃんと聞かせるようにするコツは、地道な訓練しかないんだなと思い知りました。家族の一員であると同時に、上下関係をはっきりさせて、命令には忠実に従うようにしつけること。これが一番大切なんですね。アルトにとっても頼れるボスでいないと、結果としてアルトも不安を感じるようになるか、自分がリーダーだと思って言うことを聞かなくなってしまいますから。
というわけで、短い時間でしたが、シープドッグ講習会、なかなかハードでした(人間にとって)。アルトにとっても今までにない経験で、楽しかったと思います。
帰ってからはシャンプーです。この表情です。
家に帰ってもテラスから中になかなか入れてもらえない(シャンプーの準備をしているので)ので、やられることは事前に察知していたみたいです。テラスのドアを開けると後ずさりしていました。
嬉しくはないものの大人しくなされるがままです。昔はシャワーの音が大嫌いで噛み癖全開でしたが成長したものです。
ブルブルッっと。
ブラッシング→38℃くらいでのお湯洗い→シャンプー手洗い→粗いブラシで泡だて→細かいブラシで泡だて→すすぎ→コンディショナー→すすぎ→タオル拭き5回→ドライヤーという工程で、1時間ちょっとかかります。アルトも大変でしょうが、大切なコミュニケーションの場でもあり、かつ洗い上がりは本当にぬいぐるみみたいないい香りです(コンディショナーは香りが強めなのでしっかり洗い流すようにしないと犬には辛いかも)。
というわけで、久しぶりのおでかけは終了です。来週あたりにまた血液検査予定です。